7/11 週報巻頭言より

『各地の災害を覚えて祈る』      No.104

何事でも神の御心に適うことを私たちが願うなら、神は聞き入れてくださる。 これが神に対するわたしたちの確信です。(第1ヨハネの手紙5章14節)

 ここ数年、毎年のように梅雨時期から夏場にかけて、全国各地で線状降水帯による土砂崩れなどの災害が発生しています。人的活動の影響、つまり、人間の産業・経済的な活動が、地球温暖化につながる現象を生じさせ、災害が発生しているのだと言われ、複雑な思いを抱きます。ごく最近もカナダで50度近い高温を記録しましたが、これも同じ理由から来るのだと考えられています。

 一度沸騰したヤカンが冷えるまで時間がかかるように、温暖化現象も止めることは難しいそうです。寒冷化現象も同時に発生し、単純ではないのだとも。

 最近よく耳にするSDGs(持続可能な開発目標)という言葉には、環境を大切にし、今ある資源を無駄にせず、自分も他者も両者が平和に、幸せに生きる道を探るという意味があるそうです。無駄使いをしない生き方を心がけ、自分にできる最善の方法を考えた時、祈りをささげる生き方を大切にしたいと思いました。神様の御心を求め、御心に従い、世界の全ての人の救いを願う。福音を伝える生き方を志す。まず、各地の被災地を覚えて一緒に祈りましょう。

-週報巻頭言, 牧師のお話