4/21(日) 週報巻頭言

地震や戦争が立て続けに起こったとしても No.244

「民は民に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に飢饉や地震が起こる。しかし、これらは産みの苦しみの始まりである。(略)しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。」(マタイ24:7~13参照)

 主イエスは、まるで、今日の私たちの世界に起こっている出来事を予見しているかのように、確信をもって弟子たちに対して終末預言を語られました。

 すでに主イエスの時代に各地で起こっていた出来事を踏まえながらの未来預言であったことは間違いありません。しかし、それで世の終わりが来て、世の破滅なのだとは、主イエスは語られず、未来への希望のメッセージを語られたのです。「そして、御国のこの福音はあらゆる民への証しとして、全世界に宣べ伝えられる。それから、終わりが来る」のだと、宣言なさったのです(14節)。

 私は毎日のニュースを見聞きし、一喜一憂するのですが、必ずすることがあります。聖書を開き、手を組み合わせて祈ります。特に目をそらしたい出来事、耳をふさぎたくなる現実を知った時こそ、祈ります。イスラエルとイランの争いが勃発したここ一/二週間は特に。また、愛媛・高知地震が発生した直後も。

 「またか!」で終わらせず、感覚が鈍ったり、考えなくなるのでなく、神様の救いを待ち望む人たち、被造物たちのことを思い起こしていきましょう。

 世界の救いの為、一緒に祈ろうではありませんか。

-週報巻頭言, 牧師のお話