4/28(日) 週報巻頭言

あやめ、アイリス、イリス咲く     No.245

「野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。」(マタイによる福音書6章28節より)

 4月の下旬を迎え、天候はめまぐるしく変わります。

 教会庭の奥のほうで、面白い出来事が起こっています。ちょうど梅の木の裏側、濃紺もしくは紫に近い色の花が何本もすっくと立っているのが見えるでしょう。「あやめ」の花です(アヤメ科アヤメ属・多年草)。菖蒲(しょうぶ)の仲間で、菖蒲が湿地帯に咲くのに対し、日の当たる乾燥した草地に生えます。教会庭のあやめは、庭の別の場所に生えているのを10年ほど前に妻と共に移植したもの。根っこが驚くほど大きかったのを覚えています。

 薬にもなりますが、間違って食べてしまうと毒がありますから要注意。西洋あやめとも訳されるアイリス/イリスは、根っこから香りが採られます。石鹸のような香りで時間の経過と共に香りも変化していくそうです。アロマ関連のエッセンシャルオイルの説明書きに載っていました。

 ダ・カーポの歌う ♪野に咲く花のように 風に吹かれて野に咲く花のように 人を爽やかにして♪のように、香りで人を癒すあやめ。

 主イエスは、私たちに野の花からも色々なことを教えて下さいました。ひょっとして、キリストの香りとは、アヤメ、アイリス/イリスのような香りでしょうか。人を安らぎと癒しへといざなう香り。

 間もなく5月。新しい月も主の癒しの内に歩んでいきましょう!

-週報巻頭言, 牧師のお話