「神の子とされて自由」(9/22 週報巻頭言より)

「あなたがたは皆、信仰により、キリスト・イエスに
結ばれて神の子なのです。」(ガラテヤ3:26)
 
先週の礼拝の司会奉仕は、T姉でした。東山教会では、
ここ10年ほど司会奉仕者は、男性中心に
ささげられてきました。奉仕者の人数に限りがあり、
ひとり二役は当たり前という限界性の中で、やむを
得なかった状況だと思います。(女性司会者が立て
られた時期もあります)。
ガラテヤ3章で、使徒パウロはもはや国籍も、身分も、
男女の性別も、いかなるものも関係なく、イエス・
キリストにあって一つとされているのだと語ります。
父権制社会で、男性中心の時代にあって、非常に
画期的です。元をたどれば、イエス様ご自身が男性・
女性の区別なく、癒し、関わりを持たれ、イエス様
の周りには子どもから大人まで、多種多様な人びと
が集まってきました。
 現代社会を見れば、政治、経済、教育界はじめ、
まだまだ男女の性差による差別が潜んでいます。
クリスチャンが、主にあって自由にされた者として、
自由な発想を与えられ、閉塞がちな社会に新鮮な
空気を運ぶような存在なれれば、幸いです。
 教会でも、信徒中心に教会形成が行われ、
メッセージも男/女、信徒/牧師問わず、
自由に語られるようになれば、
まことに福音に生きる教会として本物ですね。

-牧師のお話