5/5(日) 週報巻頭言

故郷憧憬~富士山、鯉のぼり~     No.246

「幼子は身も心も健やかに育ち、イスラエルの人々の前に現れるまで荒れ野にいた。」(ルカによる福音書1章80節)

 今日、5月5日は「子どもの日」。私にとって子どもの日と言えば、五月晴れの空にたなびく鯉のぼりや彼方に見える富士山の光景、故郷静岡の風景が思い浮かびます。

 最初の赴任地である福岡の教会にいた時分、子どもの日の近くに両親に電話しましたら、なんと五月人形をかざり、菖蒲湯につかったと言うではありませんか。そんな風に遠くにいる自分の子どもの事を思ってくれているのかと思い、ひとり胸を熱くしていたことを思い出します。

 さて先週は、礼拝後に教会総会を行うことが出来ました。リアルに集まり、飲食を伴いながらの総会。本当に嬉しい限りです。伝道開始60周年記念誌をお配り出来ました。直後に改訂する必要が見つかり、第2版を早速作ることにもなりました。心よりおわび申し上げます。

 総会で、改めて心に萌(きざ)した思い。それは東山教会を愛し、福音伝道を行いたいという思いです。伝えたい思いと同時に、次の世代を育てたいという思いも。直接目の前に見える人ばかりでなく、将来・未来の人々にも伝えたい。大切な霊的な故郷であるこの東山教会に、一人でも多くの方が集う姿を見てみたい。そんな思いがこみ上げてきました。

 御心ならばそうなる。そう信じています。

-週報巻頭言, 牧師のお話