5/30 週報巻頭言より

『御国に入る希望に支えられ』      No.98

イエスは答えて言われた。「はっきり言っておく。人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない。」(ヨハネによる福音書3章3節)

  先週のことです。私が以前おりました教会の牧師ご夫妻から2本のお電話を頂きました。1本目は、信徒の方が地上での歩みをまもなく終えて天に召される時が近いというお知らせでした。ちょうど聖書研究・祈祷会の日でもあり、参加者の方々にも祈祷課題を分かち合い、その方のことを覚えてお祈りいたしました。翌日、2本目のお電話を頂き、その方が天に召されたことを伺いました。その後、ご家族からもお電話を頂き、亡くなった親御さんの姿を見て、「クリスチャンになる決心が与えられました」と告げられました。私は大変驚きました。死別の悲しみがありつつも、親御さんは行くべきところ、つまり、天の御国に入られたのだという言葉も伺いました。

 クリスチャンのご両親の生き様を通して、ご家族が神様を信じる信仰を与えられたという証しに、深い感動を覚えました。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます」(使徒16:31)の言葉は真実です。家族伝道は難しい。けれども時間がかかっても祈りは必ず聞かれます。家族の救いの為、祈りましょう。

-週報巻頭言, 牧師のお話