イースターって何?

2018/03/20

皆さん、このごろはめっきり春らしくなってきましたね。
ここ数年、日本でもイースターが浸透してきています。デパートや大手スーパーなどでは、イースターエッグやイースターのお菓子などが売り出されるようになっています。日本は、外国の文化を取り入れることが得意な国です。クリスマス、ハロウィーンなど、日本らしくアレンジして楽しく、面白く過ごすことにかけては実に素晴らしいと思います。
しかし、クリスマスにしても、最近浸透してきたイースターにしても、そのもともとがキリスト教、教会から始まったものであること、そして、聖書の教えに基づくイエス・キリストに深く関係していることは、案外と知られていないようにも思います。

イースターとは、イエス・キリストが十字架で死なれ、3日目に復活されたことを記念する大切な行事です。復活祭ともいわれ、クリスマス以上に、キリスト教会が大切にしてきた宗教的行事です。
ユダヤ教の過ぎ越しの祭りの時期に、イエス・キリストはエルサレムで12人の弟子と共に過ごしました。弟子と共に食事をした最後の夕食が、最後の晩餐と言われています。その夜、ゲッセマネの園で逮捕され、翌日の金曜日に裁判で死刑判決を受け、お昼に十字架にかけられて、午後3時ごろ息を引き取りました。そして、その3日後、日曜日に復活し、40日間その姿を弟子たちに現わし、復活から50日目には、父なる神のもとに昇天されました。イエス・キリストは、ご自分が天の父のもとに戻られても、地上の私たちには、助け手である聖霊が与えられるのだと約束されました。聖霊を通して、イエス・キリストが私たちと共におられ、イエス・キリストの力を頂き、歩むことができるとも約束してくださいました。

十字架の死と復活は、別れと再会の出来事です。そして、新しい出発を表わしています。十字架の死によって、私たちの罪がゆるされ、復活の命を信じることで、信じる者が新しい命に生かされるというのです。だから、イエス・キリストの十字架の死と復活を記念するイースターは、信じる者=クリスチャンにとっては、深い意味を持つものなのです。
今年のイースターは、4月1日※1です。ぜひ、東山キリスト教会にお越しください。一緒にお祝いしましょう。
あなたのお越しをお待ちしています。

※1イースターの日にちや、イースター前の40日ほどの受難節(レント)という期間は、毎年移動します。大体3月の終わりの時期か、4月の初め頃です。

-牧師のお話