4/14(日) 週報巻頭言

ベツレヘムの星よ、ふたたび     No.243

「乾いた地に埋もれた根から生え出た若枝のようにこの人は主の前に育った。見るべき面影はなく 輝かしい風格も、好ましい容姿もない。」(イザヤ53章2節)

 上記の御言葉は、レント(受難節)によく読み返される箇所ですが、今、私はこの御言葉を心に思い起こしています。

 というのも、イースターから少し経ちますが、待ち望んでいた花、『ベツレヘムの星(=ハナニラの花)』がようやく咲き始めたからです。英語名はスプリング・スター、春の星。例年、イースターが近づくと、一斉に白い可憐な花を咲かせてくれたものです。今年はなぜかイースターを過ぎても咲かずにいたのですが、今頃になって咲き始めました。

 何事にも時がある。遅くなっても待っていなさいと神様から教えられているような気もするのです。

 神様の救いも、まさにこのように感じられる時があるかもしれませんね。主イエスがこの世に来られ、私たちの痛み・苦しみを共に味わって下さり、私たちに代わって荷を担ってくださったからこそ、今、私たちは救われ、喜びの人生を生きることが出来ていることを、今更ながら味わっています。

 今年度が始まって2週間。見るべきものは主の十字架と復活の出来事。肉の眼で見るだけでなく、霊の眼を開いて、神様の救いの出来事を信じ、待ち望む日々でありたい。そう願います。

 皆様に主の幸多かれと祈りつつ。

-週報巻頭言, 牧師のお話