7/4 週報巻頭言より

『2021年 折り返し地点』      No.103

しかし、わたしは主によって喜びわが救いの神のゆえに踊る。わたしの主なる神は、わが力。(ハバクク書3章18,19節より)

 7月に入りました。いよいよ今年も折り返し地点に入っています。新型コロナウイルス感染症の拡大はまだ続きそうではありますが、お一人おひとりの命が守られて今日の日を迎える事が出来ていることに感謝します。また、この一年半の間に、病によって命を落とされた方々、後遺症に苦しむ方々、様々な立場で労している方々のことを覚えて心よりお祈りいたします。どうか、主の平安と慰めがございますように。

 最近、小説家の小池真理子さんは「神よ憐みたまえ」という作品を発表されました。数年前にお連れ合いに先立たれた喪失と哀しみから生み出されたものです。私たちも、苦しみなき世界を願いながらも、この世に生きる中で味わう試練に押しつぶされそうになります。それでも「ああ今日も命が守られているのだ」と実感する瞬間を味わいます。 上記のハバクク書の言葉も、前後の文脈で読むと嘆き、苦しみを経験した人の歌であることを知ります。そこからの立ち直る力。それは私たちの主なる神様から来ることを信じております。主の平安が皆様と共にありますように。

-週報巻頭言, 牧師のお話