5/12,13 聖書研究・祈祷会

《今日のポイント》 

聖書・奨励「キリスト者と呼ばれて」(使徒言行録11:19~26) 〔新約235頁〕

「このアンティオキアで、弟子たちが初めてキリスト者と呼ばれるようになったのである。」

(使徒11:26c)

①散らされる体験(19~20節)

 エルサレムから始まって、イエス・キリストの福音を伝える人々が各地へと散らされていったのは、迫害がきっかけです。地中海に浮かぶキプロスへは船を使い、フェニキア、アンティオキアはエルサレムから北上する陸路の旅であったのでしょう。使徒言行録は、聖霊行伝、つまり神様の先立つ福音宣教ですが、別の観点からすれば、迫害の記録でもあります。

 ユダヤ人として、会堂(シナゴーグ)に集い、礼拝をささげる習慣を続けていたクリスチャンたちは、そこで出会った人々への伝道を中心に福音を伝えていました。キプロス島や、フェニキア/アンティオキアの町は貿易で栄える町であって、ユダヤ人よりもローマ帝国内の様々な国から人が集まっています。先に救われた異邦人クリスチャンから新しい異邦人への伝道が始まっていきました。

②バルナバ、異邦人への架け橋となる(21~26節)

 バルナバは、異邦人伝道の重要な担い手です。エルサレム教会から正式な伝道者として派遣されたバルナバは、アンティオキアの様子を見聞きし、勧めの言葉を語ります。伝道の担い手は人ですが、「主がこの人々を助けられたので」(21節)とありますように、主が助けられて、道を開かれます。バルナバは「聖霊と信仰に満ちて」(24節)いる人物であり、パウロをタルソスで探しだし、アンティオキアでパウロと協力し合い、福音伝道の働きを始めます。1年間、アンティオキアの教会(家庭教会)で多くの人々に教え、集まった人々は、もはやユダヤ教徒ではなく、「キリスト者」(=キリストのもの)と呼ばれるようになったそうです。

 “キリストの名”(ヤコブ2:7,1ペトロ4:16)は、信じる者にとっては喜ばしく、誇らしい名です。苦しみの中にあっても、希望を見出し、絶望から救いへと導き出してくださったイエス・キリストと結ばれて生きる道を、今日も証ししていきましょう。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・5/12(水)・13(木)聖書研究・祈祷会、5/16(日)主日礼拝

・今年度の教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。

 ※ 5月2日以降、礼拝と祈祷会は家庭礼拝期間(オンライン礼拝)。

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)

 新型コロナはじめ、自然災害、貧困、民族紛争など、全世界にある苦しみに解決の道を。

社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

3出席者の祈り課題 

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