5/16(日) 週報巻頭言より
『ヨナの魚の腹の中で』 No.96
あなたは、わたしを深い海に投げ込まれた。
しかし、わが神、主よ
あなたは命を 滅びの穴から引き上げてくださった。
わたしは感謝の声をあげ
いけにえをささげて、誓ったことを果たそう。
救いは、主にこそある。(ヨナ書2章4,7,10節)
昨日、名古屋キリスト教協議会主催の講演会(『日韓の和解と平和を求めて』~キリスト教会の道~,講師:金性済(キム・ソンジェ)牧師)に参加し、霊的に励まされ、また自身を振り返る時を過ごしました。講演を通して、「過去に目を閉ざす者は、現在にも盲目になる」(リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー元統一ドイツ大統領)の言葉を思い起こしました。現在の日本社会や世界的に起こっている現象は、かならず過去にその原因があり、歴史を知らずして現在の課題の解決はあり得ないこと。例えば天皇制の問題一つとっても、タブー化して語らず、触れず、自縄自縛の縄目に自分自身を縛り付けていないかという問題を提示された思いがしました。
「来て、見て、交わる」という形で、今与えられている出会いを大切にし、関わり続けることが大事だということがよく伝わってきました。日本、アジア、世界全体に神様の平和が実現する日を信じて祈り続けたいと思います。