12/15,16 聖書研究・祈祷会

《今日のポイント》 

聖書・奨励「彼こそ、まさしく平和」(ミカ5:1~5)   〔旧約1454頁〕

①歴史的背景について

前回ミカ書4章1~4節に続き、今回も、「平和」をテーマにミカ書5章から学びましょう。ミカ書はイザヤ書などと時代的な背景を同じくしています。4章、5章のあたりは、ちょうど南ユダ王国の危機的な状況(アッシリアに攻め込まれ、存亡の危機に直面している)にあり、ヒゼキヤ王が主なる神様に頼ることをせず、大国エジプトの力にすがろうとしていた時期に重なります。

②真のメシアは来る

 すでに北イスラエル王国は、アッシリアの手によって滅ぼされ、南ユダ王国の王ヒゼキヤは、頼りとしていたエジプトに裏切られ、アッシリア軍がエルサレムにまで攻め込んできて、都はアッシリア軍に包囲されてしまった。この状況下で、人間の王は頼りにはならないことを、ユダの民は痛感しました。弱者は見捨てられ、貧しい人々があえいでいるところに、もはや何の希望もない。という状況で、預言者ミカは、メシア=油注がれた者のヴィジョン(幻)を神様から与えられるのです。

③「彼こそ、まさしく平和」

 シャローム(平和)と唱えられる救い主は、ベツレヘム出身の人。ベツレヘム(パンの家)は、かつてダビデが生まれ育った町であり、ダビデの子孫であり、ユダ族の内、最も小さなエフラタ族の出身の者が現れる。この者は、ダビデよりもさらに永遠の昔、天地万物が創造された時にその出生をたどることが出来る不思議な存在です。

④いつ、どのような形で現れるのか

「主は彼らを捨ておかれる」ようにして、北は滅び、南も滅びてしまうような危機的な状況下で、産みの苦しみを伴うような中で、突如、彼(メシア)は「立って、群れを養う」というのです。「主の力、神である主の御名の威厳をもって」現れるこの人は、イスラエルの希望の光であるばかりか、全世界の希望の光となり、暴君を滅ぼし、「我々を救ってくれる」。そんな救い主が来るというのです。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・今週(15日,16日)の聖書研究・祈祷会 & 19(日)主日礼拝

・教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。

・クリスマスに向けて祈りと一致をもって準備を行うことが出来るように。

・会堂建築の幻を覚えて祈り続けることが出来ますように。

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)

・新型コロナはじめ、自然災害、貧困、民族紛争など、全世界にある苦しみに解決の道を。

・社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

・集中豪雨の被災地域(国内)、異常な高温状態の続く地域(世界)を覚えて

3出席者の祈り課題 

※次回:12/22(水)・23(木)「全ての人を照らす命の光」(ヨハネ1:1~18)

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