4/19 週報巻頭言「コロナから始まるパラダイム・シフト」

ヨハネが捕らえられた後、イエスはガリラヤへ行き、
神の福音を宣べ伝えて、「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われた。
(マルコ1:14~15)
 
 先週のイースターの朝、妻と共に説教動画の録画を行い、礼拝時間に間に合うようにと、即YOUTUBEと教会ホームページに動画をアップしました。緊張感の伴う作業でした。妻以外誰もいない会堂で、カメラのレンズに向けて説教を語る行為。自分は何をしているか。アナウンサーでもないのに…。そんな思いが頭をよぎりつつ、この説教を待っている人たちに届けるのだ!必死に自分に言い聞かせての作業でした。礼拝時間に、牧師家族で家庭礼拝を献げた時には、やっといつもの感覚に近い状態を味わいました。  
 教会は、神様が中心です。とはいえ、人々がいて初めて成り立つもの。礼拝共同体あっての教会であるのだとしみじみと感じました。コロナ以前、少子高齢化から問われるパラダイムシフト(価値観の転換)に立った教会形成が課題と思われました。今は、コロナ禍の真っ最中です。コロナから問われる教会形成とは、人々が集まりたくても集まることが出来ない中で、どう互いに信仰を励まし合い、教会を形作っていくのか。ネットや文書を活用し、知恵を尽くした伝道・牧会が急務です。兄弟姉妹の皆様、どうか神様の御心を尋ね、心を込めて祈りましょう。皆様に主の平安がありますように祈ります。

-牧師のお話