11/14 週報巻頭言より

『彼女を記念して』        No.122

はっきり言っておく。世界中どこでも、福音が宣べ伝えられる所では、この人のしたことも記念として語り伝えられるだろう。」(マルコ福音書14:9)

 

 先週の水曜日の夜、一本の電話がありました。教会員の一人の姉妹のご親族からのお電話です。お母様が天に召されたという知らせを受け、翌日、翌々日、ご葬儀が執り行われることとなりました。

 ここ数年は、病院と施設でお過ごしになられ、お見舞いに伺ってはお顔を拝見する日が続きました。この2年ばかり、コロナの事もあり、お見舞いすることもできない状態が続きました。そろそろお顔を拝見したいと思っていた矢先の出来事でした。

 詳しく内容を申し上げることは出来ませんが、ご葬儀でご家族の皆様と共に、姉妹の思い出を語り合い、偲びつつ、涙し笑い合い、ゆっくりと時を過ごすことが出来ました。それは、平安に満ちた時でした。また同時に、家族の和解の時でもあったでしょうか。キリスト教会は、一人の人のお誕生から召天まで、すべての出来事に寄り添い、伴いながら歩んでいきます。主イエス・キリストが一人ひとりと伴ってくださったように。今回も、主の伴いと慰めに満ちた数日を与えられました。主に栄光!

-週報巻頭言, 牧師のお話