3/19(日) 週報巻頭言より

『愛の実践について』         No.190

愛する者たち、互いに愛し合いましょう。愛は神から出るもので、愛する者は皆、神から生まれ、神を知っているからです。(第1ヨハネの手紙4章7節)

 今年は、3回の卒業式に出席し、3回ともに、別の人々の口を通じてではありましたが、神様の愛についてのメッセージを頂く機会に恵まれました。「人間の偶然は、神様の必然」だという言葉を、ある宣教師から伺ったことがありましたが、聞くべき神の御言葉であったのだと感じます。

 昨日は娘の卒業式で、カトリックの司祭の方からヨハネの手紙より愛の実践のメッセージを伺いました。インドネシア出身の方で、日本語は流暢ではないものの誠実に御言葉のご奉仕に携わっておられることが伝わってきました。「愛するとは、聞くこと」だと語られました。心を開き、隣の人の声に聞く、そして、自然の音に聞く時、それぞれのユニークな存在に気がつく。ユニークさを否定するのではなく、認めることから愛の実践は始まるのだという言葉が心に残りました。

 互いの声に、どこまで聞き合っているだろうか。自然環境の音/声に聞くとは、自然の恵みを味わうだけではなく、環境破壊の進む世界の叫びに耳を傾けることではないかと思いながら聞きました。私はもうひとつ、神の御言葉に聴くことを加えたいと思います。神の御心は何か、尋ね求める日々でありたいと願います。

-週報巻頭言