5/8 週報巻頭言より

『母の日記念にちなんで』        No.145

「父と母とを敬いなさい。わたしの安息日を守りなさい。わたしはあなたたちの神、主である。」(レビ記19章3節)

 「あなたたちは聖なる者になりなさい。あなたたちの神、主であるわたしは聖なる者である。」(2節後半)に続けて、“両親を敬いなさい”との勧めの言葉が記されます。「十戒・戒めの言葉」というと、何々をしなければ、罰則を科すようなイメージが伴うかもしれません。実際には、神の恵みの出来事があって(恵みの先行)、それに応える(恵みへの応答)のが十戒の本来の意味です。私なりに意訳しますとこうなります。「あなたがたは神様に似た聖なる者とされたので、ここで両親への態度を振り返ってみましょう。もし両親に対して愛することが出来ない/親切にしようと思っても出来ないとしても、過去の恨み事は引きずらず、憎しみの心を返すことはやめましょう」。 

神様の私たちに対するご配慮と深い愛(あなたも、あなたの両親も愛している)を、この言葉の背後に感じます。 

私自身はと言えば、年末からの出来事の中で、今まで両親に対してずいぶんお世話になりながらも、あまり恩返しをしていなかったと痛感しているところであります。この場をお借りして「お父さん、お母さんいつもありがとう!心から愛しています」と伝えたいと思います。主にありて

-週報巻頭言, 牧師のお話