3/16,17 聖書研究・祈祷会

《今日のポイント》 

聖書・奨励「裏切る者と共に」(マルコ14:18~26)参照10~17節〔新約91頁〕

はじめに(10~17節)

 裏切る者、それはイスカリオテのユダに代表される弟子の事です。祭司長たちのところに行って、イエス様を引き渡す相談をしたユダは、一体どのような気持ちであったのでしょうか。14章3節以下、ベタニア村で目撃した出来事(ナルドの香油を注ぐ女性)が直接のきっかけであったとすれば、失望感、裏切られた感じではないかと思われます。理想のメシア像とのずれ。イエス様に目を覚ましてもらう為に、あえて裏切ったのだと解釈する人もいるようです。

1 裏切りの予告(18~21節)

 過ぎ越しの祭りの最初の日、除酵祭第一日目に、イエス様は12人の弟子たちと共に食事をとられるます。場所はある人の家の2階です。この場所は後にペンテコステ(聖霊降臨)の舞台ともなりました。エルサレム入城時には、ロバが用意されていたように、場所も用意されていました。ここで裏切りの予告がなされます。20節では、イスカリオテのユダが、イエス様のすぐそばに座し、食事をしていたことが分かります。どのような心でイエス様は、そしてユダはいたのでしょうか。

2 去る者も戻って来る者も一緒に食事をしている(22~26節)

 賛美と感謝の祈りと共にパンと杯を一同が一緒に飲み食いしました。パンは十字架上で裂かれるイエス様の体を、杯は十字架上で流されるイエス様の血潮を象徴しています。最後に一同で賛美の歌を歌い、ゲッセマネの園のあるオリーブ山へと向かいます。途中まで、ユダも共にいたのです。マルコ福音書は、ユダの細かい心理描写は行わず、裏切りのタイミングも描きません。ユダほどはっきりとした裏切りをしてはいない他の弟子たちの心はどのような状態であったのでしょうか。イエス様の苦しい胸の内は、ゲッセマネの祈りにはっきりと描き出されます。苦い杯を飲むのはなぜでしょうか。神様の御心、救いがなされるため。その覚悟と思いを受け止めつつ、歩んで行きたいと思います。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・今週(16日・17日)の聖書研究・祈祷会、3月20日 主日礼拝

・日々の祈り 16(水)松山教会、K夫妻、17(木)今治教会、Tご家族

・教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。

・会堂建築の幻を覚えて祈り続けることが出来ますように。

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)

・新型コロナはじめ、自然災害、貧困、民族紛争など、全世界にある苦しみに解決の道を。

・社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

・国内、国外に生きるすべての苦しみを抱える人々に平安と助けが与えられるように

3出席者の祈り課題 

  • 次回は、3月23日、24日「心は燃えていても」(マルコ14:27~42)

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