4/24(水)・25(木) 聖書研究・祈祷会

2024/04/24

 「愛は造り上げる」(1コリント8章1~6節)※参照7節以下

《今日のポイント》 

1 知識は人を高ぶらせるが、愛は造り上げる(1~3節)

 知恵、知識は、人間が神様から与えられた素晴らしい賜物です。知恵と知識が、人を高ぶらせる危険があることは、私たちの生きる世界が抱えている現実からも知ることが出来ます。学歴社会の弊害や、知恵と知識を駆使して核を用いたエネルギーや武器の開発を進めることによって、人類が、地球を破滅に至らしめるほどに危機的な状況を抱えていることは、その証拠でありましょう。

 アガペーの愛は、他者を生かし、いたわる優しさを持っています。神を愛する人は、隣人を愛し、自分を正しく愛することも知っています。他者の命を大切にする生き方を選び取ることが出来るのです。

2 唯一の主(4~6節)

 パウロは、偶像にささげられた肉のことで、コリント教会内で対立が生じている現実を直視し、何が大切であるのか、視点を神様へと向けるようにと促すためです。偶像にささげられた肉を食べようと、食べまいと、信仰の点では大した問題はないと考える自由な立場の人がいます。クリスチャンになった以上は、偶像にささげられた肉は一切口にしないという立場をとる人もいる。どちらが正しいのかと、お互いを裁き合うことは意味のないことではないでしょうかとパウロは問いかけます。 神は唯一のお方であり、すべての存在は、神から生まれ、この神へと帰っていくのだから。神の愛に立って、お互いをつまずかせないように配慮をし合いましょう。現代を生きる教会にとって、パウロの具体的な勧めの言葉は、良い知恵が与えてくれます。

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