9/13(水)・14(木) 聖書研究・祈祷会

《今日のポイント》 

聖書・奨励 「約束の虹」(創世記9章1~17節)

1 神様の祝福(1~7節)

「神はノアと彼の息子たちを祝福して言われた。」(1節)

 神様は大洪水の後、乾いた大地に降り立ったノアと彼の家族を前にして、祝福されました。神様は、ノアたちが真っ先に神様への礼拝(犠牲の動物をささげる焼き尽くす献げ物を行ったこと)を喜ばれ(8章21節)、人間(と動物たち)の滅びではなく、「産めよ、増えよ、地に満ちよ」(1節続き)と人間の繁栄を願い、祝福を与えて下さいました。

 一つ注目したいことがあります。それは、5節以降の戦い・争いを禁ずる神様の命令です。人の血(=命)を流させる(=他者の命を奪う行為をする者)は、自分の血(=命)でその罪を贖わなければならない(5~6節参照)。なぜならば、「人は神にかたどって造られたからだ」と語られる神の言葉の重さを思わされています。

2 神様の契約(9~11節、12~17節)

「あなたたちならびにあなたたちと共にいるすべての生き物と、代々とこしえにわたしが立てる契約のしるしはこれである。すなわち、わたしは雲の中にわたしの虹を置く。」(12,13節)

  • ノアとノアの子孫、および、あらゆる生き物(鳥、家畜、獣)との間に契約を結び、洪水によって肉なるものと地を滅ぼすことのないと、神様は約束されます。
  • 虹を見るたびに、神様は契約を思い起し、それを見れば、神様は永遠の契約に基づき、肉なるすべてのものを滅ぼすことがないとの約束を与えられます。

 この永遠の契約は、ノアから後の世代にも受け継がれています。その究極的なしるしは、神の御子イエス・キリストの存在です。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」(ヨハネ3:16以下)

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