5/5,6 聖書研究・祈祷会

《今日のポイント》 

聖書・奨励「サウル、サウル」(使徒言行録9:1~19) 〔新約229頁〕

「サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか」「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。」

(使徒9:4,5抜粋)

①「サウル、サウル」(1~9節)

9章は、伝道者パウロの回心物語です。パウロは、サウロ(ダビデ王の前のサウル王の名から採られた)の時代、「主の弟子たちを脅迫し、殺そうと意気込」んでいるような血気盛んな若者でした。頭脳明晰で、神学者として将来を期待された人物でもあったのでしょう。彼はイエス・キリストの教えを伝える新しいグループを受け入れることは出来ませんでした。大祭司に許可を得、ダマスコの会堂(シナゴーグ)宛にイエス派(クリスチャン)迫害への協力を求める手紙を書き送ることを求め、自分もイエス派(クリスチャン)迫害の先鋒に立ち、旅立つ途中の出来事が、今日の箇所です。

捕まえたクリスチャンは、男女を問わず縛り上げ、エルサレムへ連行するとは、何とも激しく、残酷なことを計画したものです。使徒言行録には、3回にわたりパウロの回心物語が記されています。22章、26章でも、パウロ自身の言葉を借りて、いかに迫害者としてすさまじい行動をとろうとしていたのかが描かれています。ダマスコ近くでの声、これは天の光と共に響きました。同行者たちは、光と声は見聞きしていますが、よく分かりませんでした。

②パウロの使命(10~19節前半)

 パウロには、ダマスコで出会うべき人がいました。最初のパウロの師匠となるアナニアです。パウロの個人史がイエス・キリストの言葉を通して紐解かれていきます。キリキア州タルソス出身のサウロ。パウロ自身、異邦人の背景を半分持つ人であることが分かります。おそらく父異邦人、母ユダヤ人の背景があったのでありましょう。後の異邦人伝道にかける情熱も、ここに由来しているのではないでしょうか。

まとめ:「この道」(2節)は、狭く、厳しいようで、すべての人に開かれ、誰でもこの道を歩むことが許されています。共に歩む仲間がいて、主イエスが傍らにいてくださいます。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・5/5(水)・6(木)聖書研究・祈祷会、5/9(日)主日礼拝(母の日記念)

・今年度の教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。

 ※ 5月2日以降、礼拝と祈祷会は家庭礼拝期間(オンライン礼拝)。

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)

 新型コロナはじめ、自然災害、貧困、民族紛争など、全世界にある苦しみに解決の道を。

社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

3出席者の祈り課題 

※次回:5/12(水)・13(木)「キリスト者と呼ばれて」(使徒11:1~18)

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