12/23(水)聖書研究・祈祷会

2020年12月23日(水)10時半~12時

《今日のポイント》 

聖書・奨励「イエス・キリストのお誕生」(ルカ2:1~7) 〔新約102頁〕

1. ベツレヘムへ(1~5節)

 イエス様のお誕生の場所。なぜベツレヘムだったのでしょうか。ヨセフは、ダビデの家に属する人。つまり、先祖代々由緒正しい家系の人であったため、ローマ皇帝アウグストゥスの時代の戸籍登録の際、故郷ベツレヘムへ戻る必要があったからです。ベツレヘムは、ダビデの出身地です。かつて羊飼いをしていたダビデ、その父エッサイが住んでいたのがベツレヘム(サムエル記上16章以下)でした。

 旧約の教えに、メシア(油注がれた者)=救い主は、ダビデの血筋につながる者から生まれるのだという言い伝えが記されています(イザヤ9章5節以下)。ルカ福音書の著者ルカは、イエス様がダビデ家の血筋につながるヨセフを父とし、マリア(レビ族の家系につながる)を母として生まれた人であることを証明しようとしています。

◎アウグストゥス(尊敬さるべき者の意): 

ローマ帝国初代の皇帝(紀元前27年~紀元後14年在位)。本名オクタヴィアヌス。死んだ後、元老院から贈られた称号であり、皇帝が神格化され、神としてまつられる皇帝礼拝の起源となった。

◎なぜ戸籍登録をするのか:

 ずばり、税金を取りたて、兵役に服させる為です。ローマの平和は、軍事力から。 

2. 心にイエス様をお迎えしよう(6~7節)

 身重となっていたマリアを連れての旅は、ガリラヤ地方のナザレからベツレヘムまでおおよそ170キロの旅でした。徒歩で5日ほど。ベツレヘムは人口900名ほどの小さな村であり、そこに戸籍登録の為、人々でごった返したものと考えられます。「宿屋には彼らの止まる場所がなかったからである。」とは、そのことを表しているのでしょう。宿屋でなく、農家の家畜小屋に泊り、お生まれになったのがイエス様です。救い主を迎える準備はもともとなかったのです。それでも動物が、農家の人々がそれを見守り、羊飼いたちが、占星術の外国人の博士たちが救い主を拝み礼拝をささげたところに深い意味を感じます。救いの対象から取り除かれ、周辺に追いやられる人々が、救いの中心に置かれた。私たち自身は、この救い主イエス様をお迎えする準備は整っているでしょうか。2020年、今年も私たちはクリスマスをお迎えしています。心にイエス様をお迎えするクリスマスを過ごしましょう。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・12/23(水)聖書研究・祈祷会、24(木)キャンドルサービス

12/27(日)主日礼拝

 教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。クリスマスのために。

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)

 社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

3出席者の祈り課題 

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