7/8,9 聖書研究・祈祷会

聖書・奨励「かの日、主が来られるとき」(2テサロニケ1章)〔新約380頁〕

1 挨拶(1~2節)
パウロ、シルワノ、テモテの3名は、第1の手紙と同じ書き手です。マケドニア州とアカイア州の教会に向けて、代表としてテサロニケの教会へと書き記されています。

2 キリストの来臨と裁き(3~10節)
1,2テサロニケの手紙で共通しているテーマがあります。主の日です。この主の日には、主の再臨(来臨・パルーシア)のことが起こるのですが、この日がいつ来るのか、あるいは来ないのかということが、紀元50年代の教会では大きな問題になっていました。
パウロは、この主の再臨が自分を含めたクリスチャンたちが生きている間に起こると固く信じています。主の再臨を巡って、主に2つの立場の人々に分かれました。①再臨は近い→だから、今している仕事や日常生活はどうでもよいのだという享楽主義に走る人々。②主の再臨など来ない/理由はわからないが遅れている→現実主義、もしくは、悲観主義、絶望に陥る人々。
パウロは、主の再臨は必ず来る。だからこそ、今生かされていることを感謝して、日常生活を大切にするように。また、今取り組んでいる仕事、特に福音伝道に励むようにと勧めていきます。その姿は、信仰的であり、信仰に基づく希望に生きる楽観主義、楽天的な生き方です。

3 執り成しの祈り(11~12節)
1 「感謝する」 迫害と苦難の中でも、忍耐と信仰に生きる教会の姿に感謝。
この苦しみは、神の国の為の苦しみ。神の国にふさわしい者である証拠。
2 「神の正しさ」
正しい者を苦しめるものには罰(永遠の滅び)が与えられ、正しいことを貫く人々には、報い(永遠の休息)が約束されている。
3 「執り成しの祈り」
パウロはいつも祈っている。テサロニケ教会が、神様の「招きにふさわしいものとしてくださり、その御力で、善を求めるあらゆる願いと信仰の働きを成就させてくださるように」。「主イエスの名があがめられ、主によって誉れを受けるように」(11~12節)

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう
1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)
7月8日(水)、9日(木)聖書研究・祈祷会、7月12日(日)主日礼拝
主日礼拝の形式について、8月 教会総会
2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、水害被害を覚えて、世界の平和)
社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に
よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように
3出席者の祈り課題

※次回:7/15(水)、16(木)「慌てふためかないで」(2テサ2章)

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