7/5 週報巻頭言より「祈りと実践」

「主よ、わたしの祈りをお聞きください。嘆き祈る声に耳を傾けてください。
あなたのまこと、恵みの御業によって わたしに答えてください。」(詩編143編1節)

 一昨日から九州、特に南九州地方(熊本、鹿児島)に集中豪雨が降り、河川の氾濫と土砂災害が発生しています。熊本では、球磨川が氾濫し、高齢者施設が水没というニュースが耳に飛び込んできました。もともと水の豊かな地域です。地名に水にちなんだ名前が付けられた地域も多く、昔から雨がよく降る地域であったと想像されます。最近の10~20年の間に、地球温暖化の影響もあり、日本国内では線状降雨帯が頻繁に発生し、観測史上初となる激しい雨が降り続き、甚大な被害が生まれています。
 今年は新型コロナウイルスによる感染症のこともあり、避難所でも感染の恐れがあって安心して避難しにくい状況が想像されます。神様の憐みを切望し、救助活動にあたる方々の安全、被災者の方々の無事を心から願います。私たちも、このことを心にとめて祈りましょう。また、募金・献金、物資送付など、出来る限りの支援を行っていきましょう。離れていると我が事ととらえにくいですが、いつか自分たちにも起こりうることです。親しい友、教会の兄弟姉妹のことを思い、出来ることを実践していきましょう。

-牧師のお話