7/12 週報巻頭言より

『心に届く説教とは』         No.52
「あなたの御言葉は、わたしの道の光
わたしの歩みを照らす灯。」(詩編119編105節)

最近、私の身の回りでも新型コロナウイルスを契機にしてオンラインの会議や、ウェブ学び会が始まっています。先週は、青少年学び会をウェブ上で行いました。瑞穂教会の秋山牧師が呼びかけ人となって、豊橋教会の小林牧師がズィッツィというウェブ上の仮想空間を準備・提供してくださり、テキスト「若者に届く説教」(著:大嶋重德氏)を通じて約2時間の学びでした。
分かる説教とは何か?若者に届く説教の第一は、分かりやすさであるという切り口から始まって、説教者自身が、聖書の御言葉と向き合い、一週間考え、どこに行くにもその言葉を心に置き、ふとした瞬間に「分かった!」「涙が出る程に感動した!」という説教者に迫る御言葉を語ることの大切さがつづられています。「説教者が説教行為を喜んでいること」が何よりも大切であること。若者の心の叫びや、声にならない悩みや苦しみを普段から耳を傾けていくこと。共感の姿勢で寄り添うことも教えられます。
これらは若者に限ったことではありません。子どもにも大人にも届く説教とは何か。毎週主日が近づくにつれて、悩みうめきながらも、主の御言葉を取り次ぐ光栄ある働きに立たされています。御言葉の恵みが、どうか皆さんの心に届きますように!祈りつつ

-牧師のお話