3/27(水)・28(木) 聖書研究・祈祷会

《今日のポイント》「成し遂げられた」(ヨハネによる福音書 19章17~30節)

1 「ユダヤ人の王」(17~24節)

 ヨハネ福音書は、十字架にかけられた主イエスの右と左に、2人の人がいたことを証言しています。主の頭上には、罪状書きの言葉「ナザレのイエス、ユダヤ人の王」が3つの言語で掲げられています。兵士たちは、主の服を4つに分けて分かち合い、更に下着まで取ったと記されています。この行為ですら、旧約聖書の御言葉の成就(詩編22編19節)だと、ヨハネ福音書は、証言しています。

2 「あなたの母です、あなたの子です」(25~27節)

 十字架の側近くには、母マリアとその姉妹、クロパの妻マリアとマグダラのマリアが立っています。「愛する弟子」ヨハネに母を託し、自分に代わる子としてヨハネを受け入れるように母に伝えます。

「イエスは(略)引き裂かれる状況の中で、人と人をつなぎ合わせる方でありました。」(聖書教育)

3 「こうして、聖書の言葉が実現した」(28~30節)

 十字架上で、主は「渇く」「成し遂げられた」と語り、息を引き取られました。十字架を通して、神様の救いの計画が実現したことが証しされています(参照:詩編22編16節)。主イエスの死の意味とは、何であったのしょうか。ヨハネ福音書は、十字架とは神様の栄光が表されるためであり、神様の愛が現わされた時であったのだと証ししています。

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