オープンチャーチを振り返って&17(水)・18(木)聖書研究・祈祷会のご案内

みなさん、こんにちは!秋は「○○の秋」と言われますように、様々な形容詞で称されますね。東山教会の秋は、芸術の秋、美術の秋でしょうか。
先日の日曜日、オープン・チャーチが行われました。
午前の礼拝、お昼の時間、そして、午後の講演会の3つのプログラムを一つのコンセプトで行いました。
オープンという言葉を、何気なくネーミングでつけたようで、後から振り返ってみると、深い言葉だと思いました。

3つのプログラムのいずれも、古川秀昭氏(元岐阜県美術館長)のお話を伺いました。ご自身の生い立ちと、青春の時代に、ご自分のアイデンティティを求めてしばしさまよう時期も経て、天のふるさとに出会うまで。
さらに、古田織部、千利休という茶の湯の人々から始まり、今の和風、和の精神の根底に、実は、カトリックの宣教師からくるキリスト教精神、聖書の影響があることを、工芸品(茶道具)や仏教寺院の建築様式から解き明かしてくださいました。
講演会では、オランダのレンブラントの絵画「放蕩息子の帰還」から、レンブラントの信仰を読み解き、キリスト教文化や聖書を題材とする絵画の背後に、画家たちの信仰を読み解いていきました。
絵画は、解釈が自由。レンブラントの時代前後の同時代の日本の美術、工芸の持つ自由さ、大胆さ、さらには、既成概念をこわして新しい価値を作り出した茶人たちの姿勢に、キリスト教精神を見出すことが出来たのは、幸いでした。
講師の古川氏ご自身の精神の彷徨時代から、永遠のふるさとを見出すことで自由に、また、新しい命を映し出す存在に変えられていったことを感じました。「欠けたる器」でもいい。「ゆがんだ器」でも、美しい。
リラックスしてお話を伺い、心がわくわくするような、あたたかい気持ちが湧き出るような楽しいひと時を頂きました。

さて、明日、あさって、「喜び楽しんで生きよ!」と題して、旧約聖書 コヘレトの言葉を共にお読みしましょう。祈りも共にささげます。
初めての方、クリスチャンではないという方も大歓迎です。時間は、教会HPの集会案内で、ご確認くださいね。

あなたのお越しをお待ちしています。 牧師より

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