9/29,30 聖書研究・祈祷会

《今日のポイント》 

聖書・奨励「真の神殿の幻」(エゼキエル43章1~12節)     〔旧約1367頁〕

エゼキエルはじめ南ユダ王国の人々が、バビロンの地に捕囚されてから25年、エルサレムの都が破壊されてから14年目(40章参照)のことです。「主の手がわたし(エゼキエル)に臨み、わたし(エゼキエル)をそこ(エルサレム)へ連れて行った。」(40:1以下)。40章から始まる神様の見せてくださる幻は、エルサレムの都の再建、神殿の再建の幻でした。

  • 東の方の門へ(1~6節)

彼=「その姿が青銅のように輝いている一人の人」が「麻縄と測り竿」を持っていて、この人が道先案内人となって、エルサレムの都を巡り歩いていきます。43章では、この彼によって導かれて、東の方を向いている門から神殿の中に入っていきます。

 エゼキエルは、ケバル川というバビロニア帝国を流れる川のほとりで何度か幻を目撃しています(1章)。その時と同じように幻を見たのですが、この幻は希望の幻です。1章での幻は、エルサレムの堕落と滅びの幻だったのですが、今回の幻は、エルサレムの都が再建される幻です。

  • あるべき神殿とは(7~12節)

 ダビデ・ソロモン時代の時に建てられた神殿は、現在は存在していません。その神殿はバビロン捕囚からしばらくして、バビロニア帝国によって破壊尽くされてしまいました。破壊される前に、エルサレムの地に残された人々がひそかに神殿でささげていた礼拝は、真の神に対する礼拝ではなく、エジプト、アッシリア、バビロニアの偶像の神々への礼拝だったのです。

 あるべき礼拝、あるべき神殿とは、偶像礼拝をささげる場所ではなく、「わたし(神)は彼らの間にとこしえに住む」と約束される神様が住まい、真の神様と親しく人々が交わり、礼拝をささげる場所となります。エゼキエルに示された幻、「神殿に関する律法」は、エズラ・ネヘミヤの時代に実現するのです。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・今週(29日,30日)の聖書研究・祈祷会 & 10/3(日)主日礼拝

・今年度の教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。

・会堂建築の幻を覚えて祈り続けることが出来ますように。

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)

・新型コロナはじめ、自然災害、貧困、民族紛争など、全世界にある苦しみに解決の道を。

・社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

・集中豪雨の被災地域(国内)、異常な高温状態の続く地域(世界)を覚えて

3出席者の祈り課題 

※次回:10/6(水)・7(木)「わたしの贖い主よ」(詩編19章)

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