11/5(日) 週報巻頭言

ハロウィーンに、神様の救いを思う』  No.220

「それは、自由な選びによる神の計画が人の行いによらず、お召しになる方によって進められるためでした。」(ローマの信徒への手紙9章12節より)

 Trick or treat!日本ではここ数年、ハロウィーンが急速に浸透してきました。ハロウィーンは、古代ケルト文化に由来しています。キリスト教の伝統行事ではありません。悪霊や魔女たちが暗躍する10月末に、魔よけの為に仮面を着けて身を守るケルトの風習が今に伝えられているそうです。

 キリスト教会(主にカトリック)では、11月1日は「万聖節(All Saints’Day)」、全ての聖人の日ですが、どうやら、ハロウィーンはこの日との関連がありそうです。

 10月31日は、キリスト教会(プロテスタント諸派、特にルター派)では、宗教改革記念日として覚えられています。今から506年前、1517年のこの日、カトリック修道士だったマルティン・ルターが、ヴィッテンベルク城教会の扉に『95ヶ条の論題』の公開状を掲示したことに由来。

 神様の救いとは、人間の努力や免罪符(贖宥状)では得られず、ただ神様の恵みによって与えられるのだ、というルターの聖書の御言葉からの再発見は、私たちにとって偉大な宗教的なレガシー(遺産)です。改めて、救いの喜びを味わっています。

 これが、先週の秋の収穫です!

-週報巻頭言, 牧師のお話