11/1(水)・2(木) 聖書研究・祈祷会

2023/11/02

《今日のポイント》 

聖書・奨励 「呼びかけよ」(イザヤ書40章1~8節)

イザヤ書(第2期)について

 「イザヤ書40章から55章までは第2イザヤと呼ばれ、バビロン捕囚から解放され、エルサレムへと帰還する時代の出来事を取り扱っています」(聖書教育10月号)。第1イザヤ執筆期から200年後の出来事を扱うイザヤ(第2)の時代は、どのような時代だったのでしょうか。すでにイスラエルの民(南ユダ)は、バビロニア帝国の首都バビロンで捕囚民としての人生を歩んでいました。その民に向けて、神様の希望のメッセージが語られます。それは、彼らが解放され、故郷カナンの地へと帰還することができるという内容です。

慰めよ(1節以降)

神様は、預言者イザヤを通じて、慰めのメッセージを語られます。バビロン捕囚が始まって50年の月が経っています。故郷へ帰還することなど、夢のまた夢。神様への信頼を失いつつあるイスラエルの民に、赦しのメッセージが語られています。

呼びかける声がある(3節以降)

「呼びかけよ」(6節)という言葉は、新約聖書でバプテスマのヨハネがのちの時代に用いる言葉遣いです。神様に悔い改めて(方向転換して)、立ち帰りなさい。そして、神様の赦しを頂き、再び神様の民として生きよ、という呼びかけの言葉は、希望のメッセージです。

「草は枯れ、花はしぼむが わたしたちの神の言葉はとこしえに立つ。」(8節、1ペトロ1:24以下、ヤコブ1:11)とあります。永遠の御言葉に希望を置くとき、今日も神様の救いの恵みを味わうことができます。

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