3/2 聖書研究・祈祷会 ※2日午前・午後

今回は、2日 木曜日の午前と午後に行います。

《今日のポイント》 

聖書・奨励「見つけだすまで」(ルカ15:1~10) 〔新約138頁〕

見失った羊のたとえ

 3つの見失われたもの/存在が、見つかった時の喜びは、いかに大きいものであるのか。ルカ福音書は、3つのたとえをまとめて記しています。

 その特徴、それは、神様のまなざしの前で、人の存在はどれほど貴いのか、価値があるのかということに気づくこと。人同士であっては気づくことのない一人の人の命の重さ、尊さを、3つのたとえは気づかせてくれます。

話しを聞きに来た人々

 「徴税人や罪びとが皆」という表現が、このたとえの性質をよく表しています。普段の生活の中では、差別されたり、見下されている人々。さらに、罪びと=神の裁きを受けて、救われない人々と見なされる人々が、ここに中心的に集まっていたという事に、イエス様のまなざし、神様の愛のまなざしを感じるのです。もちろん、それは「ファリサイ派の人々や律法学者たち」=宗教者たちのまなざしとは、異なるまなざしです。人間の価値基準で言えば、基準を満たさない人々と見なされる存在が、神様の前では、失われた羊、なくした銀貨、放蕩息子のように死んだと見なされていた息子のように、価値のある存在だという視点が、一貫して流れています。

こひつじこそ、価値のある存在

 未成熟で大人ではない羊は、何の役に立つかもまだ分かりません。それでも、この羊一匹のために、捜し回る羊飼いの姿は、一見すると99匹の役立つ羊たちを放置し、世話をする責任を放棄しているかのようです。無責任なのでなく、それほど一匹の羊が失われることが悲しく、辛い出来事であることを際立たせているのです。国籍、人種、性差、年齢層、社会的立場など、人を区別するラインが、差別する基準であってはならないことを、私たちはこの物語から知ります。福音の広さ深さをも。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・今週の聖書研究・祈祷会 2日、次週の主日礼拝 5日

・1(水)苅田(かんだ)教会、S夫妻、M姉、Hさん

 2(木)飯塚教会、T.M. 姉

・教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。

伝道開始60周年を覚えて(2/26信徒会を踏まえて、記念誌発行の為に)

・会堂建築の幻を覚えて祈り続けることが出来ますように。

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)

・新型コロナはじめ、自然災害、貧困、民族紛争など、全世界にある苦しみに解決の道を。

・社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

・国内、国外に生きるすべての苦しみを抱える人々に平安と助けが与えられるように

3出席者の祈り課題

  • 次回は、 3月8日(水)と9日(木)「気を落とさずに」(ルカ18:1~8)

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