9/22,23 聖書研究・祈祷会

《今日のポイント》 

聖書・奨励「枯れた骨よ聞け」(エゼキエル37章1~14節)     〔旧約1357頁〕

「精(せい)も魂(たましい)も尽き果てた」状態のイスラエルの民は、骨も枯れるほど疲れ切っていました。この状態は、どこから来るのでしょうか。長引くバビロン捕囚の最中に、追い打ちをかけるようにエルサレム神殿の崩壊の知らせを聞いたからです。時代は、紀元前587年以降の頃のこと。

① 枯れた骨の満ちた谷(1~9節)

 古戦場のイメージで、物語が進んでいきます。主なる神様は、エゼキエルをある谷に連れていかれた。ここに枯れた骨が散乱していた。ここで主なる神様とエゼキエルの対話が続きます。

 主なる神様はエゼキエルに向けて、枯れた骨に預言せよと語られます。この枯れた骨とは、実際の骨というよりも、希望を失ったイスラエルの民の象徴と言えるでしょう。「見よ、わたしはお前たちの中に霊を吹き込む。すると、お前たちは生き返る。」(5節)。

 8節以下には、ユーモアと不気味さが入り混じる表現が続きます。骨に筋・肉がつき、皮膚に覆われるのですが、まだ生けるしかばね状態の体の人々に向かい、次なる預言の言葉が語られます。「霊よ、四方から吹き来たれ。霊よ、これらの殺されたものの上に吹き付けよ。そうすれば彼らは生き返る。」(9節)

② 「我々の望みはうせ、我々は滅びる」という人々に(10~14節)

 霊を吹き込まれるとは、創世記1章の天地万物の創造の終わりに、人間に命の息が吹き込まれた時と同じです。さらに、主イエス・キリストによって死者のよみがえりの命が与えられた時も、同じことが起こります。しかし、復活の人々の口から出る言葉は、厳しい現実の前に大変消極的で、否定的な言葉です。12節以下、イスラエルの回復の約束が告げ知らされます。人々は「お前たちは主であるわたしがこれを語り、行ったことを知るようになる」となる日が必ず来る。神様の約束は、必ず実現します。コロナ時代を生きる私たちに、まさに語りかけられている言葉ではないでしょうか。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・今週(22日,23日)の聖書研究・祈祷会 & 26日(日)主日礼拝

・今年度の教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。

・会堂建築の幻を覚えて祈り続けることが出来ますように。

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)

・新型コロナはじめ、自然災害、貧困、民族紛争など、全世界にある苦しみに解決の道を。

・社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

・集中豪雨の被災地域(国内)、異常な高温状態の続く地域(世界)を覚えて

3出席者の祈り課題 

※次回:9/29(水)・30(木)「まことの神殿の幻」(エゼキエル43章)

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