8/30(水)・31(木) 聖書研究・祈祷会

《今日のポイント》 

聖書・奨励「箱舟生活」(創世記7章1~24節)

1 ノアの家族と動物たちは神さまの命令に従う

 ノア600歳のとき、予告されていたとおり大洪水が起こりました。箱舟には、ノアの家族とあらゆる種類の動物たちが乗り込んでいます。ノアの家族は、ノアの妻と、3人の息子たち(セム、ハム、ヤフェト)とその妻たちです。神さまは、「命の霊をもつ、すべての肉なるもの」(6:17)を地上から滅ぼすと宣言されながらも、人間も動物たちも救う道を開かれました。すべての種類の動物たちのうち7つがいずつ(7:2~3)あるいは2つずつ(7:8~9、14~16)箱舟に乗り込み、生き延びることになりました。

2 40日40夜

 すべてのものが箱舟に乗り込んだ後に、「主は、ノアの後ろで戸を閉ざされた」(7:16)とあります。「ノアと、彼と共に箱舟にいたものだけが残った」(7:23)という一文のみ記されています。死にゆく者たちと残された者たち(命助けられた者)が非常に対照的に描かれています。雨は40日40夜も降り続きました。“40日40夜”の表現は、洪水が神さまからの試練であることを連想させます(出エジプト34:28、マタイ4:2)。

3 洪水はいつまで続くのか

 洪水が完全におさまるまでは、まだ時間を要します。「水は150日の間、地上で勢いを失わなかった」(7:24)とある通りです。洪水にも定まった期間があり、洪水がおさまった後には、ノアたち一行が再び大地に降り立つという希望の出来事が待っています(8:18)。洪水の出来事は、イスラエルの民の苦難の歴史(出エジプトの出来事、バビロン捕囚)とも重なります。私たちも今、最善を成していくことが大事ではないでしょうか。

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