8/6(日) 週報巻頭言より

2023/08/10

懐かしの映画館のようには』      No.207

「それゆえ、信仰と、希望と、愛、この3つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である。」(1コリント13:13)

 学生時代(独身時代も)の私の趣味は、映画館巡りでした。少し古めの映画を上映するような街の映画館です。映写機から映し出される映像の光は、ほこりを含んだ空気を切り取り、映写機の回転する音がかすかにカタカタと聞こえるような小さな映画館がお気に入りでした。かつて今池に、キノシタホールという名画座がありました。名古屋シネマテークもありましたね(先月末、惜しまれつつ閉館)。 懐古趣味のようですが、ぬくもりがあって、癖になるような面白味がありました。

 実は、教会にも少し似た空気を感じるのです。安心して人が集い、交わりを持つことを大切にする場所。喜び、悲しみを共有し、大切な心のよりどころとなる教会の灯を、私たちは消してはならない。神様がその地域ごとに建てて下さった貴重な霊的拠点を、私たちは心から愛し、育んでいきたい。そう願います。無くなってからでは遅すぎるのです。そうならないと信じつつ、次の世代に霊のバトンを受け継ぐ使命を大事にしていきましょう。

さあ、どんなことを実践していきましょうか。

-週報巻頭言, 牧師のお話