7/12,13 聖書研究・祈祷会 資料

《今日のポイント》 

聖書・奨励「創造の完成と安息」(創世記1章26~2章4節前半)

1 神に形づくられた“私たち”(1:26~28、参照:2:7)

 神の姿は、どのようなものでしょうか。いわゆる人間のように手と足があり、頭があり、胴体があるという姿として存在するのか。そうではなく、霊的な存在として、形のある姿ではないのか。神の姿にかたどって人間が造られたというのは、2章7節の言葉を頼りとすれば、「命の息を吹き込まれた」存在、霊的な存在としての私たちこそが、神の似姿ではないかと思います。1章では人が造られた。男と女に造られたとあり、2章は、最初の人(アダム=原義:土、転じて人)のパートナーとして、後にエバ(命)が造られたのだと記されています。描写の違いがあることも面白いですね。

2 人とすべての生き物の調和について(28~31節)

 神は人に「海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物を」支配するようにと命じられます。「支配する」とは、好き放題に取り尽くし、食べ尽くすという意味ではなく、「秩序を守る、管理する」という意味です。また、植物、特に果実を実らす草木を食物として与えられました。動物たちには、青草を食するようにと命じられました。神の創造の秩序は完全で、あらゆる生き物が生きる喜びを得られるようにと世界が保たれていることが分かります。31節の「それは極めて良かった」の通りです。

3 神の安息について(2:1~4節前半)

 天地万物の創造の業は、神の全身全霊を込めた働きでした。6日間の仕事を終え、7日目の休息をとるほどに、全力を込めた働きを終えられた神は、安息を取られました。この日を祝福し、聖別されたとあります。この安息に由来するのが、主日の礼拝です。この日は何もしない日ではなく、労働の恵みを味わい、生かされている恵みを感謝する日として定められています。

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