4/16 週報巻頭言より

『奇跡』                No.191

これらのことの後で、主の言葉が幻の中でアブラムに臨んだ。「恐れるな、アブラムよ。わたしはあなたの盾である。あなたの受ける報いは非常に大きいであろう。」(創世記15章1節)

 イースター(復活祭)の日。私は、奇跡を目の当たりにしました。祈りに覚えていた2人の姉妹に関することですが、手術を終え、退院された姉妹は、元気に礼拝に出席されました。また、礼拝の終わりごろに、親子で出席されたひとりの姉妹は、夫を天に送り、悲しみの心を抱えながらではありましたが、イースターの礼拝に出席することが出来ました。もしかしたら、これが最後の礼拝出席かもしれないという覚悟をしながらだったと後から伺いましたが、涙と共に礼拝堂で、愛唱賛美の「また会う日まで」を賛美された姿が、印象深くまぶたに刻まれました。

 先週は、他にも奇跡を見ました。ひとりの姉妹が平日の夕方、献金を届けに来られました。その翌日、夫が手術を控えていらっしゃるということで、忙しい時間を縫っての来訪でした。イースターには来れませんでしたが、姉妹の心に、東山教会への思いは消えることがありませんでした。遠方から覚えて献金を送金してくださったご夫妻もいました。お金のことを言いたいのではありません。祈りの心を届けて下さった真実に、私は心を打たれたのでした。

 奇跡は起こります。祈りと神への信頼のあるところに。

-週報巻頭言, 牧師のお話