2/22,23 聖書研究・祈祷会

《今日のポイント》 

聖書・奨励「神の前に豊かに」(ルカ12:13~21) 〔新約131頁〕

たとえ話の背景 ~ルカの視点~

 今日は、ルカ独自のたとえ話「愚かな金持ちのたとえ」を取り上げています。ルカは、ルカ福音書と使徒言行録を記しています。使徒言行録2章、4章には、生まれたばかりのキリスト教会が、実に生き生きと共同体を形成し、礼拝と信仰生活を送っている様子が記されています。神の家族としての教会が、お互いを尊重し、この世の価値基準には基づかない新しい価値、神の子とされた存在である“わたし”と“あなた”という関係を大事にしていたことが伝わってきます。

遺産問題を取り上げて

 ひとりの人が、主イエスに、遺産の問題について悩みを打ち明けてきました。「先生、わたしにも遺産を分けてくれるように兄弟に言ってください。」(13節)と語るその人に、主イエスは一見突き放すように語りかけられます。私はあなたの「裁判官や調停人」(14節)なのかと。その上で、「どんなどん欲にも注意を払い、用心しなさい」と語られるのです。

命は神からの賜物

 「主は与え、主は奪う。主の御名はほめたたえられよ。」(ヨブ記1:21より)と聖書にしるされているように、私たちは自分の命の長さを少しは長く・短くコントロールすることは出来ても、この世に永遠に生き続けるようには出来ません。金持ちのたとえは、人間の限界性を示すとともに、天に地上の財産を持っていくことなど出来ないことを明らかにしています。“大切なことは多く受けることよりも、多く与えること”であることを主イエスの十字架の死と復活を通して、私たちは教えられています。命は賜りもの。恵みを分かち合うところに、喜びが広がります。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・今週の聖書研究・祈祷会 22日、23日、次週の主日礼拝 26日

・22(水)大分教会、K.H.兄

23(木)豊前教会、C.H.&H.N.夫妻、Jさん(K1)、Y兄(C2)

・教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。

伝道開始60周年を覚えて(2/26信徒会、記念誌発行の為に)

・会堂建築の幻を覚えて祈り続けることが出来ますように。

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)

・新型コロナはじめ、自然災害、貧困、民族紛争など、全世界にある苦しみに解決の道を。

・社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

・国内、国外に生きるすべての苦しみを抱える人々に平安と助けが与えられるように

3出席者の祈り課題

  • 次回は、 3月1日(水)と2日(木)「見つけだすまで」(ルカ15:1~10)

-聖書研究・祈祷会, 祈祷会のご案内