5/17,18 聖書研究・祈祷会の資料

《今日のポイント》 

聖書・奨励「キリストにあやかる」(ローマ6:1~14)  〔新約280頁〕

はじめに

 この罪と恵みの関係に関する言葉を読むと、親鸞の歎異抄を思い起こします。(「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや。」=善人でさえ幸せになれるのだから、悪人はなおさら幸せになれる)。  

パウロは、恵みが増すようにと、罪の中にとどまるだろうか。決してそうではない。と語り、新しい生き方に生きる者とされた“私たち”ということへ目を向けさせています。

1 バプテスマとは何か(1~11節)

 バプテスマとは、罪に死に、キリストの命に生かされることです。「キリスト・イエスに結ばれるためにバプテスマを受けたわたしたち」であるからこそ、キリストの十字架上での「死にあずかるものとなりました」。死んで終わりの人生ではなく、「新しい命に生きる」存在となった私たち。

2 神にささげる生き方(12~14節)

 新しい命に生かされている私たちは、今度は、新しい生き方が与えられています。それは、「自分自身を・・・神にささげ、・・・義のための道具として神にささげ」る生き方です。

 かつての罪に支配される生き方ではなく、神の恵みの内に生かされて、キリスト共に生きる人生には、喜びが伴います。もちろん罪との闘いもありますが、自分の力に頼るのではなく、神の力に生かされる生き方には、キリストの勝利が伴っています。

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