9/19 週報巻頭言より

『祖父母の思い出』       No.114

「わたしは主、あなたの神 わたしはあなたを教えて力をもたせ あなたを導いて道を行かせる。」

(イザヤ書48章17節より)

 わたしの祖父母は既に天に召されていますが、幼い頃、父母それぞれの実家に盆暮れ正月と泊りに行ったことは、楽しい思い出として心に残っています。

 共に静岡県に祖父母は住んでおりました。一番の思い出は、昔語りに戦争の時の経験を聞いた時でした。焼夷弾が空から降ってきた時の事。近くの田んぼに落ちてきて、消火活動をした話。ヒューと音を立てて次々と降ってきたことなど、印象深く覚えています。また、週末に泊りに行くと、ちょうどテレビでプロレス中継がゴールデンタイムに流れている時代でしたので、布団に入りながらも、祖父母のそばで寝そべりながら見入っていたこと、知らぬ間に眠ってしまったことをおぼろげに覚えています。

 わたしは大学生になってから教会生活を歩んだ者ですが、教会には高齢者の方が多くいらっしゃいます。その方々の信仰姿勢、礼拝生活への心構えなど、語らずも居ずまい・佇まいを通して教えられたことは多々あります。

 天に召された先輩牧師の先生方からの教えも思い起こします。主にある高齢者の存在は、信仰の模範です。

-週報巻頭言, 牧師のお話