9/15,16 聖書研究・祈祷会

《今日のポイント》 

聖書・奨励「主が建て直す」(エゼキエル36章25~38節)     〔旧約1356頁〕

36章では、主なる神様が建て直してくださるものが2つあります。1つは内なる私たち。もう一つは、エルサレムの都です。

① 内なる私たち(25~32節)

わたしたち人間は、霊と肉、永遠の命と限りある命の間で生かされている存在です。この世に生きている限りは、この永遠と限界性の間で右往左往し、神様と世の中の出来事の間をうろうろします。正しいと分かっていること、神様の御心を知りながらも実行できない/実行したくないという弱さを抱え、罪を犯してしまいます。罪を犯していることすら気がついていない場合もあります。この罪を取り除くことは、私たちの努力と力では不可能であることは、聖書の明らかにしていることです。

石のようにかたくなになってしまった私たちの心を取り除き、柔らかい心(肉の心)を与え新しい心とし、新たに霊の息吹を吹き込み(わたしの霊をお前たちの中に置き)、罪を清めて救ってくださいます。主なる神様が建て直してくださるもの、私たち自身であることが最初の約束です。

② エルサレムの再建(33~37節)

主なる神様は、廃墟となったエルサレムの都を建て直し、荒れ果てた所を緑豊かなところとしてくださいます。ちょうどそれは、エデンの園の回復とも言える出来事です。①内なる私たちと②エルサレムの再建とは、これはまさに終わりの日に完成される神の国と、神の国に生きる者とされる救いの完成のイメージです。黙示録21章の「新天新地」の到来と、神の国の完成は、遠い将来の約束でありますが、同時に、既に今始まり、わたしたちの内で完成しつつある出来事でもあります。

「神の国は見える形では来ない。『ここにある』『あそこにある』といえるものでもない。じつに、神の国はあなたがたの間にあるのだ。」(ルカ17:20,21) 信じたその日から“すでに”神の国は始まり、そして終わりの日に完成される日まで“未だ”完成してはいない状態。すでにと未だの間に生きる私たちですが、主なる神様が完成してくださることを確信しています。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・今週(15日,16日)の聖書研究・祈祷会 & 19日(日)主日礼拝

・今年度の教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。

・会堂建築の幻を覚えて祈り続けることが出来ますように。

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)

・新型コロナはじめ、自然災害、貧困、民族紛争など、全世界にある苦しみに解決の道を。

・社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

・集中豪雨の被災地域(国内)、異常な高温状態の続く地域(世界)を覚えて

3出席者の祈り課題 

※次回:9/22(水)・23(木)「枯れた骨よ聞け」(エゼキエル37章)

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