3/24,25 聖書研究・祈祷会

聖書・奨励「ゲッセマネの祈り」(マタイ26:36~46) 〔新約53頁〕

「父よ、できることなら、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしの願いどおりではなく、御心のままに」(39節)

はじめに

イエス様は、弟子たちと最後の晩餐を共にされた後、ゲッセマネの園へと向かわれます。ゲッセマネには、オリーブの木が植えられ、ここでオリーブ油を絞り出す仕事が行われておりました。「イエスは苦しみもだえ、いよいよ切に祈られた。汗が血の滴るように地面に落ちた」(ルカ22:44)と描写されるゲッセマネの祈りは、まさに油絞りの場所で祈られた祈りです。

1 ここに座っていなさい (36~38節)

弟子たちのうち、シモン・ペトロ、ゼベダイの子ヤコブとヨハネの3名が、イエス様の祈りに伴われます。「ここに座っていなさい」とは、一緒に祈ってほしい、一緒にわたしの苦しみを共有してほしいとのイエス様の思いがこもっている言葉です。

2 3度の祈り (39節)

 イエス様の祈りは、3度繰り返されました。「わたしは死ぬばかりに悲しい」(38節)という思いを抱えつつ、「父よ・・・」と祈られる祈りは、うつ伏せになり、血の汗が滴るような切実な祈りでした。祈りとは、願いと共に、神様の御心に沿うように生きられるようにと委ねる行為です。

3 目を覚ましていなさい (40~41節)

弟子たちは、疲れと哀しみで眠り込んでいます。「誘惑に陥らぬよう」、目を覚ましていなさい。心は燃えても、肉体は弱い」(41節)のイエス様の言葉は、心に突き刺さります。

4 時が近づいた (42~46節)

 いよいよ十字架の時は近づきました。裏切り、逮捕、十字架の死、そして復活の時。イエス様はこの時を迎えるにあたり、「立て、行こう」とまっすぐに向かって行かれました。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・3/24水)・25(木)聖書研究・祈祷会、3/28(日)主日礼拝

 教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。新年度の計画の為。

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)

 「3・11を忘れない」思いで過ごし、世界的な規模の自然災害の被災者のために祈る。

社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

3出席者の祈り課題 

※次回:3/31(水)・4/1(木)「十字架上の神の子」(マタイ27章32~56節)

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