10/14,15 聖書研究・祈祷会

2020年10月14日(水)10時半~12時、15日(木)20時~21時

《今日のポイント》 

聖書・奨励「神の永遠の中で」(コヘレト3章1~17節)      〔旧約1036頁〕

「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠への思いを与えられた。しかし、人は、神が行われるみざわを、初めから終わりまで見きわめることはできない。」

(11節・新改訳にて)

1「何事にも時がある」(3:1~8節)

 「時(ヘブライ語:エート、ギリシャ語:カイロス)」、それは、タイミング、期間であり、神様によって定められた時を指しています。同じ時でも、ギリシャ語のクロノスというのは、流れていく時、時間の経過を指しています。ギリシャ語のカイロスは、質的な時、決定的な瞬間を指しているのだと言われています。農作業や人間の生き死にに関わる時は、人間の自由が効く時ではありません。多少の長さ、早さを変えられたとしても、基本的には自然の営みの中にあり、最終的には神様の領域です。人間の生き死にに関わるところでは、「殺す」―「癒す」、「泣く」―「笑う」、「嘆く」―「躍る」、他に「破壊する」―「建てる」など、なぜこのタイミングなのかということはその都度分かりません。「神のなさることは・・・」(11節)という思いへと後から導かれるのではないでしょうか。

2「神のタイミング」

 私たち人間は、結果を通して、その出来事が神様の御心であったことを知り、また、神様のご計画には沿うことが出来なかったことを知ります。神様が刺繍の表から見て美しいと見ておられることを、人間は裏側から複雑に絡み合った状態としてしか見られないのかもしれません。それでも、「永遠を思う心」が与えられている私たちは、霊的に神様の御心を知ります。

3「わたしたちは、“今日”という日を生きることが許されている」

 12節と2:24以下のコヘレトの言葉は、イエス様の言葉:「その日の苦労はその日一日で十分だ」(マタイ6:33,34参照)につながっています。いい加減で無責任ではなく、信仰的な楽天的な発想で今日という日を生きることが許されています。その基本は、神様を信頼して生きる信仰です。「神は、人間が神を畏れ敬うように定められた」(14節)のだから、神様の公平性と絶対性に信頼を置き、誠実にまっすぐに生きればそれでいい。「空の空なり」と語るコヘレトのもう一つの顔を見ます。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

 10/14(水)、15(木)聖書研究・祈祷会、10/18(日)主日礼拝 

 今後の教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、全国の水害被害を覚えて、世界の平和)

 社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

3出席者の祈り課題 

※次回:10/21(水)、22(木)「交わりの中で生きる勇気」(コヘレト4章)

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