4/9(日) 週報巻頭言より

『復活』                No.190

しかし、実際、キリストは死者の中から復活し、眠りについた人たちの初穂となられました。(中略)キリストによってすべての人が生かされることになるのです。(コリントの信徒への手紙1 15章20~22節)

 今日は、私たちの主イエス・キリストのご復活をお祝いするイースター(復活祭)です。十字架の死の3日目、主はよみがえりの命を与えられ、復活されました。十字架の死は、すべての人の罪の贖(あがな)い、復活の命は、すべての人の救いを表わしています。皆さんにとっての復活はどのような意味を持っているものでしょうか。

 単なる知識としての復活では、私たちを活かす新しい命とはなり得ません。キリストの命を頂いて、キリストと共に生きる者となってこそ、初めて復活の命に生きる者となることを、私は近頃痛感させられています。

 復活の命に生きるとは、過去の罪に縛られず、罪ゆるされた者として他者の罪をゆるし、神と隣人を愛する生活を実践していくこと。神の国は私たちの間にすでにある(始まっている)ことを信じ、自分なりに何が神様の御心に適った生き方であるのかを考え、実践していきましょう。

 今日は、全国統一の選挙の日でもあります。世の中が少しでも良いものとなるよう、祈りつつ一票を投じましょう。そして、他人任せでなく自分に何が出来るのかを考え、実行していきましょう。お互いに励まし合いながら。

-週報巻頭言, 牧師のお話