6/20(日) 週報巻頭言より

『わたしたちの父について』      No.101

  小さな群れよ、恐れるな。あなたがたの父は喜んで神の国をくださる。  (ルカ12:30,31)     

今日は、父の日です。地上の親である父親、育ての父、生みの両親など、恩のある親のような存在など、親と言ってもさまざまな存在としての“父”があります。思い返せば、クリスチャンになってからの30年近くの間にも信徒や牧師の方々で、父のような存在に教えていただき、支えられ、時に叱咤激励の愛の鞭(!)も頂きつつ、育てて頂いたことは、私にとって何よりの恵みです。  さて、上記のみ言葉にある「あなたがたの父」とは、父なる神様を指しているわけですが、イエス・キリストと父なる神様の関係は、特別な信頼のきずなで結ばれていることに驚かされるのです。祈りにおいては何度も・何でも、願うもの求めてよいと教えて下さったイエス様は、「まず神の国と神の義を求めよ」と教えてくださいました。「神の国は求める者に対して喜んで与えられるものなのだ」というのが、イエス様の言葉、そして、父なる神様への信頼なのです。数少なく、力弱いキリスト教会に向けて、神の国の約束、つまり、救いの確約はなんとありがたいことでしょうか。コロナ状況にあって、私たちは天の父を見上げ、父なる神様に信頼して歩んでいきましょう。

-週報巻頭言