1/13,14 聖書研究・祈祷会

聖書・奨励「力ではなく神の言葉で生きる」(マタイ4:1~11) 〔新約4頁〕

1. 聖霊に導かれて荒野へ(1~2節)

 主日にマルコ福音書でお読みした箇所と重なる平行箇所です。荒野で40日の悪魔からの誘惑を受けられたイエス様について、マタイではどのように描いているでしょうか。

 まず第一に「“霊”に導かれて」荒野に行かれたという点に注目しましょう。イエス様の福音伝道の初めに、荒野に行く、それも、神の霊である聖霊に導かれて行かれたということが大事な点であります。ああしよう、こうしようではなく、神様の導きに従い、自らもその導きを御心と信じて踏み出されるイエス様の意志が伴っているという点です。

2. 試みの中で神様に信頼する(3~11節)

 誘惑する者=サタンの試みは、イエス・キリストを父なる神様のご計画からそらせるところにありました。また、一般的に私たちに対する誘惑も、悪いと分かっていてもこれくらいは大丈夫だとか、誰も見ていないから大丈夫だとか、私たちの警戒心をなくさせ、罪の意識を減らさせるような状況の中で起こります。イエス様の場合には、40日間の断食後、空腹状態の時に起こりました。食欲、自尊心、権力や支配欲に、サタンは巧みに働きかけてきます。誘惑と試練の違いは、その試みる者が誰が主語であるのか、サタンか、神様かで決まります。例)1コリント10:13。

ここでは3つ試みがなされます。1 石をパンに命じるように 2 神殿の屋根から飛び下りるように 3 高い山に連れてゆき、サタンを拝むならば、この世の権力を与えよう。2番目の場合は巧妙です。詩編91編11,12節を引用して、試みるのです。

 これら3つの誘惑に対して、イエス様は御言葉によってお答えになられました。神様に信頼し、神様の勝利が与えられたのです。御言葉の勝利です。最後11節を読みますと、サタンの誘惑ではありますが、悪魔が去った後に、天使が仕える様子に、神様の試験に合格したようにも見えます。試みのさ中に、神様はどこにおられたのでしょうか。離れ去っていたのではなく、まさに誘惑と闘うイエス様と共に戦っていらっしゃったのではないでしょうか。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・1/13(水)・14(木)聖書研究・祈祷会

1/17(日)主日礼拝

 教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。新年度の計画の為。

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)

 社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

3出席者の祈り課題 

※次回:1/20(水)・21(木)「自由にする律法」(マタイ5章)

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