5/17 「礼拝の再開と新しい生活様式」(週報巻頭言より)

『礼拝の再開と新しい生活様式』    No.43
新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ。
そうすれば、両方とも長もちする。(マタイ9:17)

 4月12日のイースター以来、私たち東山キリスト教会は、一緒に集っての集会をお休みしました。今回、礼拝再開ができることは、非常に幸いなことです。緊急事態宣言解除はなされても、新型コロナウイルスが終息したわけではありません。感染拡大の第2第3波に注意しつつ、活動を再開しましょう。このコロナ騒動の中で、「新しい生活様式」という言葉が使われるようになってきました。3密(密閉空間、密集場所、密接場面)を避けてソーシャル/フィジカル・ディスタンシング(社会的/身体的距離)を取りつつ、新しい社会生活を営む生き方のことです。教会も、今までのような礼拝スタイルや、福音伝道・教会形成とは異なる新しいやり方が求められているかもしれません。一か所に集まって活動できない中で問われたのは、礼拝の本質ではないでしょうか。
 なぜ共に礼拝をささげるのか、なぜ礼拝は大切なのか。WEBやIT機器を用いての礼拝などの新しいやり方を習得するのはもちろんのこと、私たちが神の家族として大切にしていくべきことは何かということをしっかりとらえ直していかなければ、次の未知なる試練が襲ってきた時には右往左往するばかりになります。終末を待ち望む過程の中で、変化していいことと大切にしていくべきことの見極めをしつつ、主に結ばれて歩んでいきましょう。

-牧師のお話