5/19,20 聖書研究・祈祷会
《今日のポイント》
聖書・奨励「ただ主イエスの恵みによって」(使15:1~21) 〔新約242頁〕
「わたしたちは、主イエスの恵みによって救われると信じているのですが、これは、彼ら異邦人も同じことです。」(使徒15:11)
①慣習によって生きるのか(1~5節)
いわゆるエルサレム会議(エルサレム使徒会議)でなされた議論と、そこで分かち合われた内容は、今日の私たちキリスト教会にとっても大変意義深いことです。異邦人の改宗者が、割礼を受けならないのか否か。つまり、ユダヤ教の伝統を重んじる人々(元ユダヤ人)からすれば、それは当然。しかし、異邦人(外国人)キリスト者からすれば、受けていないものをなぜ受けなければならないのか。それは救いにつながるのかということは、大きな信仰的な問題になっていました。
②ペトロの証し(6~11節)
使徒ペトロは、ぶれることもありましたが異邦人伝道については積極的な姿勢を持つ人でした。ペトロは、神様の選び、そして、福音がユダヤ人はもとより、異邦人にも開かれていることを大胆に証ししました。使徒9,10章での体験が大きく彼の心に働きかけていたのでしょう。ペトロの聖霊体験がペトロの視野を広げ、神様がすべての人々に福音を宣べ伝え、すべての人々が救われることを御心としておられることを確信するように至ったのです。
③バルナバとパウロの証し(12~21節)
詳しい証しは記されていませんが、バルナバとパウロが、「自分たちを通して神が異邦人の間で行われた」救いの出来事を証ししました。この証しを分かち合うことが、教会においては大切なことであることを改めて教えられます。それに続き、ヤコブ(=イエス・キリストの弟、エルサレム教会の中心人物の一人)が、異邦人伝道を公に認め、異邦人への配慮に満ちた言葉を語ります。ヤコブは、マルコ福音書3章31以下では、イエス様の働きをやめさせようとした人物でもありました。人は変わる。神様によって変えられることを、ヤコブの姿からも感じ取ることができます。
祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!
1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)
・5/19(水)・20(木)聖書研究・祈祷会、5/23(日)主日礼拝
・今年度の教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。
※ 5月2日以降、礼拝と祈祷会は家庭礼拝期間(オンライン礼拝)。
2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)
新型コロナはじめ、自然災害、貧困、民族紛争など、全世界にある苦しみに解決の道を。
社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に
よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように
3出席者の祈り課題
※次回:5/26(水)・27(木)「この幻を見るまでに」(使徒16章)