3/9,10 聖書研究・祈祷会

《今日のポイント》 

聖書・奨励「生きている者と共に」(マルコ12:18~27)   〔新約86頁〕

はじめに

「神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ」(27節より)の御言葉を中心に、神様の存在について考えてみたいと思います。

 イエス様は、エルサレム入城後、わずか一週間足らずの間に、たくさんの対話を重ねていかれます。質問を投げかける人々の意図ははっきりしています。神を冒涜する罪で告発するために、様々な「重箱の隅をつつく」質問を投げかけてきます。イエス様は巧みに、本質的な答えを返されているのです。今日のテーマとなる言葉も、神様とはいかなるお方であるのかをはっきりと指し示す言葉です。

1 結婚の話から始めよう(18~23節)

 サドカイ派の人々は、神殿礼拝を中心とするユダヤ教のグループです。律法学者たちを中心とするファリサイ派とは異なり、貴族階級で、祭司、大祭司の家系の人々により構成されています。サドカイ派の教えには、「復活」という考え方が希薄です。死んだ後の永遠の命についての理解が少ないために、結婚の話を持ち出しながらも、復活を信じておりませんでした。

2 思い違いをしている(24~27節)

 イエス様は、あなたがたは大変な思い違いをしている(プラナオー)と応えられます。思い違いとは、惑わされている/だまされているという意味です。復活の時、何度結婚しているから、何人とも結婚した重婚の罪の問われるような状態になることもなく、まるで天使のような新しい人として活かされるのだと、イエス様は応えられました。さらに「神は、生きている者の神なのだ」と応えられます。過去に死んだ人の神ではないという意味ではなく、神様は生きて働く方であり、現在・過去・未来の人々にとっての永遠に神であり続ける方。神と共に生きる人として、私たちは変えられるのだという意味を持つ言葉です。今日も明日も、神様と共に生きる人生を、感謝して歩んで行きましょう。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・今週(9日・10日)の聖書研究・祈祷会、3月13日 主日礼拝

・日々の祈り 9(水)門司教会、M.N姉、10(木)下関教会、M.M姉

・教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。

・会堂建築の幻を覚えて祈り続けることが出来ますように。

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)

・新型コロナはじめ、自然災害、貧困、民族紛争など、全世界にある苦しみに解決の道を。

・社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

・国内、国外に生きるすべての苦しみを抱える人々に平安と助けが与えられるように

3出席者の祈り課題 

  • 次回は、3月16日、17日「裏切る者と共に」(マルコ14:10~26)

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