2/7(水)・8(木) 聖書研究・祈祷会

《今日のポイント》 

聖書・奨励 「良い羊飼いのもとで」(ヨハネ10:7~18)

はじめに

 「わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。」(10:11)のお話に続くお話から学びましょう。主は、お話の最初に「はっきり言っておく」=アーメン、アーメンと言葉を語られます(10:7)。ここには、真実の言葉以外は含まれないのだという証しです。

1 神殿奉献の祭りの時に

 神殿奉献記念祭とは、いかなる祭りでしょうか。「宮清めの祭り」とも呼ばれ、セレウコス朝のアンティオコス4世の時代、ユダヤ教を禁じ、神殿にゼウスの祭壇を立てたことに対して、紀元前164年、ユダヤ人たちが抵抗運動をおこし、ユダヤ教の祭儀を復興したことに由来する祭りです。時期は冬の頃。この時、主イエスも弟子たちと共にエルサレムを訪れ、神殿での礼拝を毎日ささげておられました。

2 しるしを欲しがるユダヤ人たちと主イエスの対話

 主イエスとユダヤ人たちの間に論争が起こります。「いつまで、わたしたちに気をもませるのか」と問い詰めるユダヤ人たちに対し、「わたしは言ったが、あなたたちは信じない」とお答えになられる主イエス。主イエスは真理を語り、父なる神とのご自分の関係を証しされます。主イエスは、「わたし(=主イエス)と父(=神様)とは一つである」と語り、「わたしは彼ら(=信じる人々)に永遠の命を与える。」と約束の言葉を、はっきりと語られるのです。  

 ユダヤ人たちは怒りに燃え立ち、石うちの刑(神を冒涜する者に下す処罰)を実施しようとしますが、主イエスはその場を逃れ去って行かれました。現代のわたしたちは、真の救い主を信じる信仰をどれほど大切に歩んでいるでしょうか。自分が主で、主イエスが従う者ではなく、主イエスが私たちの真の救い主、主であることをしっかりと心において歩んでまいりましょう。

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