12/24(日) 週報巻頭言より

2023/12/25

神の御子は今宵生まれたもう』      No.227

「イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、」(マタイによる福音書2:1)

 神の独り子イエス・キリストが、今から約2千年ほど前に、ユダヤのベツレヘムにお生まれになられたことを、今日はお祝いする日です。主の生誕地ベツレヘムは、ダビデの町とも言われ、ダビデ出生地。ダビデが、ユダヤ/イスラエルの国を一つの王国として統一していく拠点となった場所です。

 主イエスがお生まれになった当時、ユダヤはガリラヤ地方、ユダヤ地方など、幾つかの地方に分かれ、半ばローマ帝国の植民地化していました。ヘロデ王は、当時のユダヤの人々からの支持が低く、ローマ総督ピラトが実質支配していたため、半ば傀儡政権でした。

 主イエスのお誕生を星を観測し、予測した外国の博士たちがいました。お祝いを携えてきた彼らは、何を期待していたでしょうか。

 今、イスラエルの地はガザをはじめ、パレスチナ人へのジェノサイドが続いています。主イエスが、この地に全世界の救い主として来てくださったことの意味を考えています。戦争終結、平和の実現と、真の希望が、主イエス・キリストを通して与えられたことを心より感謝します。

-週報巻頭言, 牧師のお話