10/18(水)・19(木) 聖書研究・祈祷会

《今日のポイント》 

聖書・奨励 「ミシュパトとツェダカ」(イザヤ書5章7~10節)

ぶどう畑の歌 その2

前回5章1~6節にある「ぶどう畑の歌(悲しみと愛)」を学びました。今日は、その続きです。ミシュパトとツェダカというヘブライ語は、旧約聖書の中に頻出する単語です。ミシュパトとは、裁き。ツェダカとは正義を意味しています。

ミシュパトとツェダカはどこにあるのか(7節)

神様は、イスラエルの家(北イスラエルと南ユダ)を「万軍の主のぶどう畑」として慈しみ

愛しておられました。「主が楽しんで植えられたのはユダの人々」という言葉からも、イスラエルの家の繁栄を楽しみにしておられたことが分かります。ところが、大国エジプト、アッシリア、バビロニアの勢力に取り囲まれ、周辺のアラム、アンモンなどの小国との小競り合いの中で、国は戦さが絶えません。国内も貧しい者、弱い者たちが重税を課せられ、苦しんでいます。

災いなるかな(8~10節)

 万軍の主なる神様は、イスラエルの家であるユダとエルサレムの人々に向けて、「災いだ」=悲しみの預言を語られます。戦乱に乗じて、土地を所有する富める者たちは、土地を買い占めます。雇われて働く貧しい農夫たちは、住む所を失い、仕事も失い、畑は荒れ果てていきます。

「10ツェメドのぶどう畑に1バトの収穫、1ホメルの種に1エファの実り」とは、1ツェメド=2,500平方㍍(一組の牛が一日に耕作できる土地の広さ)の10倍の土地に対して1バト(23リットル)の収穫、1ホメル(230㍑)の種に対して1エファ(23㍑)しか実りがない状態になるのだという預言です。果たして神様はこの状態が来るようにと願っておられるのでしょうか。 神様の約束の言葉を読み、神様の希望へと心を向けていきましょう。(マタイ5章3節以下)

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